不眠症の一種、現代の学生層に多い「睡眠相後退症候群」とは?

不眠症睡眠相後退症候群は、なんだか難しいことばですね。これは、生体リズムの乱れからくる不眠症の症状の一種です。
概日リズム性睡眠障害の中で最も数多く見られ、若年層(10代後半から20代前半)に多く報告されており、全国で10万人から100万人はいると推定されているほどです。
睡眼相後退症候群=Delayed sleep phase syndrome、略して「DSPS」とも呼ばれています。
睡眠相後退症候群(DSPS)は、夕方から夜に目がさえ、眠れるのは午前2時~6時ころで、いったん眠ると起きるのは午前10時~午後2時頃、俗にいう「宵っ張りの朝寝坊」の進化系ともいえるでしょう。1981年にWeitzmanらによって提唱された疾患とされています。
日本人社会でも、最近になって多く取り上げられる不眠症のタイプです。
睡眠相後退症候群(DSPS)について、国立精神・神経センターの高橋清久名誉総長はこういっています。
「体内時計のずれによって睡眠を取る時間が遅れてしまい、夜はなかなか寝付けず、朝は起きられない。本人は早寝早起きを心掛けるのですが、どうしても起きられないのです。このため社会適応ができず、周りの人からは意志の弱さを指摘され、自己嫌悪に陥ったりします」
不眠症対策また、朝にもともと弱い人が、新しい生活環境(例えば、入学した学校・就職したばかりの職場)にリズムを整えるため、無理をして早寝早起きなどをして、自ら、生活のリズムをむりやり変えてしまうようなことが原因で、このようなDSPSになってしまうケースがほとんどなのです。

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